旅行会社勤務などを経てレンタルドレス事業立ち上げ、現在のフォトスタジオ事業展開にいたる。小学生の男の子のママとして、都内に2店舗を構える子どもの写真館の代表として、日々奮闘するワーキングママ。

『さとこが行く!あの人と60分』第2回のゲストは、子どもの写真館として、またマタニティ撮影でも人気のフォトスタジオ、ハピリィの代表を務める二口恵子さんです。
2014年8月に行われた「happilyサマーフェスティバル」ではバースデーバンクからフォトセッションブースを出展しました。
全力で仕事に取り組むママ同士として、意気投合している2人のトークをお楽しみください。

「happilyフォトスタジオ」
happilyフォトスタジオは、「Photoを中心に、笑顔と人を繋ぎ続けるスタジオ」がコンセプトの子どもの写真館。表参道と自由が丘にあるスタジオには、さまざまな世界観の撮影ルームが数部屋あり、欧米のアンティーク家具を中心にコーディネートされた非日常空間での撮影が魅力。衣装やアクセサリーを豊富に揃え、お誕生日や七五三、入園・入学といった記念日撮影はもちろん、マタニティ撮影も行っています。高感度ファミリーに人気のフォトスタジオです。
http://www.happilyphoto.jp/

  • 吉田:2014年8月に開催された「happilyサマーフェスティバル」には、バースデーバンクもフォトセッションブースを出展させていただきましたが、その後イベントの反響はいかがですか?

    二口さん(以下敬称略):おかげさまで、メディアを含めあちこちで拡散していただいて、イベントが終わってからずっと撮影の予約数が伸びています。企画から実施まですべて自分たちでやったので、正直会社としては費用の面でも大変でしたが、プロモーションイベントとしては大成功だったと思います。

    吉田:会場にいらしていたママたちに感想を聞くと、みなさん「来て本当に良かった!」とおっしゃっていました。実は今日実施した“0歳ママの1day lesson”に参加された方のうち、3人は先日のイベントがきっかけでいらした方たちなんですよ。

    二口:ほんとに!そういう広がりを願って出展していただいたので、その後のことが気になっていました。

    吉田:ハピリィで写真を撮りたいという方は、バースデーバンクの世界観にも共感していただけるようで、たくさんの方に立ち寄っていただきました。デコレーションの中でも特にリボンのケーキが大人気で。子どもに素敵な誕生日を過ごさせたいという意識を持った方が多く、レッスン生になられた方も10人くらいいらして、1人はすでに卒業されています。

    二口:そうなんですか?!よかった!

    吉田:今回のイベント企画の話を最初にお聞きしたのは、バレンタインデー、大雪の日でしたよね。もしかしたら来られないかもと思って電話したら、「今向かってます!私、北海道育ちだから雪大好きです」って。それで会った途端に「大規模のイベントをやるので、是非一緒に!」。その時は何をするのかまったく決まっていなかったけれど、一緒にやりましょう!という熱意にジーンときてしまいました。

    二口:吉田さんとの出会いは衝撃的でした。一昔前と比べると、今はママが働くことに対して周囲の反応は優しくなりましたよね。でも昔はママであることを前面に出しにくかったし、自分と同じように仕事も子育てもがんばっているママに出会ったのは、吉田さんが初めてだったんです。

    吉田:出会いのきっかけは報道記者をしているママ友達の紹介でしたよね。彼女に会ったのも2回目なのに、「吉田さんと絶対に気が合う人がいるので、是非紹介したいんです」って、2人が突然オフィスにいらして。写真館を始める前のレンタルドレス会社を立ち上げるときの苦労話を聞いたり、2時間くらいずっと話が盛り上がりっぱなしでした。

    二口:初対面だったのに話が終わらなくて(笑)

    吉田:そこからお付き合いが始まって、ハピリィの研修では営業の心得を私がレクチャーさせていただいたこともありました。

    二口:営業の心構えなんて私は教えられないし、誰かいないかなと考えていたら、営業経験のあるピッタリな人がいた!と思って。講演の様子はムービーに撮って、当日参加できなかったスタッフにも見せています。

    吉田:私の体験談をお話ししたんですが、みなさん真剣に聞いてくださって、誰一人として寝ている人がいませんでした。あとでスタッフの方から、「すごく楽しかったです」、「発見があって良かったです」って言っていただいて嬉しかったです。

    二口:だってほんとに楽しい講演でしたよ。

    吉田:二口さんとのミーティングは、いつも熱くて濃い。短時間でいろいろ決まって進行していくので、気持ち良く仕事ができています。女性経営者で、家族の幸せという事業コンセプトという共通点もあって、これからも一緒にいろいろと仕掛けていきたいですね。

  • 吉田:誕生日を祝うことと、記念日に衣装を着て写真を撮ることには共通する部分があると思うんですが。

    二口:どちらも子どもを喜ばせたいという親の気持ちですよね。誕生日は毎年あっても、その年のその日は一生に一度だから、親として子どもたちが喜ぶプロデュースをしてあげるのは素敵なことだと思います。最近ではトラブルを避けるために誕生会をしなくなっているけれど、しない選択があるのはちょっと違う気がします。同じ誕生月の子どもたちを集めて一緒にお祝いするイベントがあってもいいんじゃないかな。

    吉田:学童が小学校3年生で終わってしまう地域が多くて、カギっ子にすることが不安で仕事を辞めざるを得ないママも結構います。放課後ガランとしている学校で、誕生会のようなイベントができるといいかも。勉強会を主催したり、何かをお祝いしたり、そうやってママたちが学校と子どもに関わっていくというやり方はあるのかもしれません。

    二口:保護者会にしても、学校での集まりはどうしても子どもが中心になってしまうけれど、親という切り口の集まりがあってもいいですね。

    吉田:バースデープランナーの資格を取って自宅でホームパーティーをやりたいのは、子どもにさまざまな価値のある大人に会わせたいからだとおっしゃるレッスン生もいるんですよ。子どもの社会性を育てる意味でも、大人の知恵を伝えていきたいですね。

    二口:保育園・幼稚園までは親と子がセットだったのが、小学校になると親同士の関係性も少し変わりますね。仕事の話はあえてしない雰囲気もありますし。

    吉田:でも親同士が繋がったら強いですよね。地域の活性化にもなるし。

    二口:吉田さんの仕事スタイルを私は尊敬しているし、事業も仕掛けることも全部応援しているし、がんばってほしいという気持ちでいっぱいです。常に決断と行動が早いですよね。あまり複雑に考えないというか。

    吉田:複雑に考えると前に進まないんですよね。

    二口:わかります!直感で思ったことが答えって自分の中では決まっているから、悩む時間がもったいない。そんな時間があるなら寝ていたい。

    吉田:私も寝ていたい(笑)。壁にぶつかってもピピってきた方に行く。悩まずにまた前に進めばいいんです。

吉田:スタジオにおじゃまするといつもマタニティの撮影をされていて、ハピリィがマタニティフォトの文化を創ったんじゃないかと思うんです。

二口:以前からマタニティを撮影するスタジオはいっぱいあったけれど、歌手のhitomiさんが撮った白黒写真からマタニティフォトが注目されるようになって。でも、素敵に思えるのはhitomiさんだからという感覚を、等身大の自分としてマタニティフォトを残すスタイルを作ったのはうちかもしれません。出産を機に、パートナーとは恋人同士の関係からパパ・ママの間柄に変わります。子どもが生まれる前の、まだ恋人同士の部分をしっかり残してあげるというところが受け入れられているんだと思います。

吉田:きっと身近な人が撮った写真を見て、私もってなるんでしょうね。ママにとって決め手になるのは、そういったリアル。「私の友だちがいいって言ったから」という揺らがない信頼が大事で、1回それを崩してしまうと、一気にだめになってしまう。だからママの感覚を大切にして、誠実に事業を続けていかなければと思います。

二口:そうですね。誠実。そこですよね。マタニティの撮影に来る人の表情がみんなめちゃくちゃキレイなんですよね。あのとき特有のホルモンのバランスがいいのかな。すごくいい表情をするんです。それをパーティーか何かで仲間と共有できたらいいですね。

吉田:ベビーシャワーですね!

二口:ベビーシャワーは日本ではあまり浸透していないのかな?

吉田:私がお手伝いした事例でいうと、オフィスでベビーシャワーをするのが人気です。「育休に入って、また私はここに戻っていいんだろうか」とか不安になるんです。「戻りづらいな。仕事も中途半端に引き継いで申し訳ないな」と思っていたときに、同僚がベビーシャワーをやってくれて、デスクがバルーンの飾り付けでいっぱいになって、ほんとに嬉しかったって。それをFacebookに投稿したら、あちこちのオフィスに浸透しはじめて、結婚やお誕生日と同じ感覚でお祝いするようになってきているという事例があります。

二口:それまでは自分が主役の人生だったのに、出産と同時に子どもに合わせなきゃならない時間が多くなって、特に専業主婦の方たちは24時間そんな状況ですよね。「何か違うかも」とモヤモヤしている中、バースデープランナーにピンときてレッスンを受講して、パーティーコーディネートが身について、それが周囲から評価されて、さらには教えてとなることに、「あ、これだ!」みたいな感覚があるんだと思います。その感覚を大事にして、がんばってください。

吉田:自信を取り戻すとまではいかなくても、「資格を取って本当に良かったです」って言っていただけると、私もこの事業をやって良かったって思います。
今日は熱いお話をありがとうございました!

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